hinognu’s diary

バックギャモンとコントラクトブリッジに関して書いています。

社会人2年目

 ブリッジプロになって1年が経ちました。去年始めたばかりの頃からは少し成長している気がしますが、真偽のほどはわかりません。ただ、僕の生徒さんは皆それぞれのペースで上手くなってます。ブリッジの実力はおそらく日本のプロの中では下位10%くらいだと思いますが、教える能力は上位10%だと思います。最初の2,3年に自分自身が苦労した経験が、教えるときに役立ちます。特にビットは言語化して説明できる部分が多いので、教え甲斐があります。

 

 これからの目標は、レッスンプロとしてなんとかやっていけるようにすることです。ブリッジそのものは、たまにユースチームで楽しめたらいいと思います。去年の神奈川県知事杯はすごく楽しかったし、ユースチームでリジョナルのフライトAで上位入賞できたのは嬉しかったです。もちろんリヨンでメダルを獲得できたのが一番の思い出ですが、あれはラッキーな部分もあったので、いつか実力で勝ちたいですね。今年はアジアカップが中止になってしまったので、ユース最後の年となる来年はぜひとも出たいです。今はオンラインユース世界選手権に参加しています。開成の中学生と組んで出てますが、中々面白い。賢い若い人がどれくらい強くなるのか気になります。

 

 よく聞かれるのですが、僕はバックギャモンのプロではありません。学生の頃はなりたいと漠然と思っていましたが、今は完全に趣味と割り切ってやっています。たまに初心者向けの教室をやることもありますが、それはバックギャモン自体の実力ではなく、自分の教える能力に自信があるからです。初中級者にバックギャモンを教える力は、おそらく世界でベスト3くらいに入るでしょう。ただ僕自身はトーナメントでプレイするほうが好きです。PRはここ数年は変動はなく、3.6くらいです。いつかは3点を切りたいですね。切ることは可能だと思っています。あとはタイトル獲得と、海外のメジャートーナメントでの優勝。

 

 これもまたよく聞かれるのですが、僕はポーカーのプロではありません。去年までポーカープロを目指してラスベガス修行に行ったりしましたが、これも完全に諦めました。理由はブリッジ・ギャモンと並行して強くなるのは無理だと判断したことと、精神的にきついと実感したことです。考えてもみてください、1日10時間働いたはずなのに、気づいたら10万とか負けてたらしょんぼりしちゃうじゃないですか。でもトーナメントに参加するのは楽しいので、趣味として続けます。実力的には、1/3とか2/5で勝ち越せるくらいのレベルです。

 

 これから社会人1年目を迎える後輩にアドバイスを送るとしたら、体調に気を付けて、これに尽きます。体調が良ければだいたいハッピーです。体調は必ずしも肉体的なものではなく、精神的なものもあるはず。あとお腹が出るのはしょうがないので、あきらめましょう。