hinognu’s diary

バックギャモンとコントラクトブリッジに関して書いています。

コントラクトブリッジ⑥

最近あった面白いハンド。どれもMP。

 

1.4H by S

 

AJT

K9xx

AJ84

Tx

 

          Kxx

          Tx

          KQ7652

          QJ

 

Bid:

1H P 3NT# P 4H//

 

D9のリード、A,7,T

ハートを2巡集め、パートナーからはJxが降ってくる。

ここでSQが流れてきて、これを勝つ。

さあ、どうしますか?

 

ディクレアラーはSQ HAQ を見せて、あとはクラブだけ。

選択肢は2つ。

1.ディクレアラーのシェイプを2524と想定し、DQをキャッシュしてからCを出す。

このディフェンスは、ディクレアラーがまだ8点しか見せていないので、CAを持っているのであれば絶対に損しない。

 

2.4513、かつCKと想定し、CQを出す。

 

実戦は1を選んだけど、その人ってダイヤを負けにいけばスペードフィネスする必要ないんだから、2が正解じゃん。

 

2.4H by N

 

             KQJ

             AJ643

             AJ9

              J6
7                       A1063

K85                   1072

K642                  753

KQT84                932

            98542

               Q9

             Q108

              A75

 

Bidは割愛。

イモいD7リード。

実戦は8 K Aと進み、

HA,Hx>HQをHK勝ち。S7リターンをAで勝ち、僕はCスイッチ。

Sをラフさせれば一見落ちているが、Sラフの後、CKが続いたらAで勝ち、

SJ

HJ

DT

Sxをラフ

DQ

Sxでクラブ捨て

 

でメイクしている。それだけ。

 

3.

ノンバル2番手、

JT

AKQJxx

xxx

xx

で1Hとオープンし、左が1S,パートナーが2Sで右はパス。

どうビットしますか?

僕は実戦で3Hとビットしたのだが、3NTのほうがよかったなぁと思った。

 

 

 

シカゴオープン2018

 2年ぶりにシカゴオープンに参加してきました。去年のラスベガスオープンに続いて、張けいけんさんと一緒に行きました。

どんな大会だったのか、備忘録っぽく振り返ります。

 

大会前日:

 今回はアメリカン航空の直行便で大会が始まる二日前に現地入りし、その日はすぐに就寝。前日は市内に観光に行く。観覧車に乗ったり、ステーキ食べたり、フェリーに乗ったりしました。町に行っただけなんだけど、充分に楽しめました。

 

初日:

 まずは日米対抗戦から。なぜか参加費が一人$600と高く、エキシビションのはずなのにかなり気合が入る。

日本とアメリカからそれぞれ10人ずつ参加し、この日はスピードギャモンやDMP,クイズなど色々な種目をこなす。どうやら僕は日本人トップの成績だったようだ。ただ、まだ時差の影響があり、内容はあまりよくなかった。

 

二日目:

 10:30くらいから日米対抗戦の決勝戦。3チームに分かれて、2勝したほうの勝利。僕は望月さん・登坂さん・高木さんとチームで、0-4/15Pから逆転勝ち。ほか2つは負けてしまったため、アメリカの勝利となった。おめでとうございます。

夜はダブルスにけいけんとエントリー。なんと初戦で景山さん・キャロルペアと当たり、負け。キューブエラーが悔やまれる。

 

三日目:

 遂にメインがスタート。午前中にオークションがあり、僕は片上さんの枠を競り落とす。自分の枠も欲しかったのだが、Jackという青年に買われてしまった。25%を買い戻し、本選スタート。方式は、4敗失格のスイス戦。そして、4連敗。ただ、メイン初日に4敗した人たち(0-4 or 1-4)は翌日に開催されるUnlucky Dice Last Chanceというトーナメントに参加でき、そこで優勝すればChicago Openのロゴが入ったP-40のボードがもらえるので、まだ諦めるには早い。負けることは慣れているので、もうネガティブな感情は全くわいてこない。

夜は主催者であるRoryによるディナーがあった。アメリカのディナーは肉に限るな。(食べきれなかったけど。)

 

四日目:

 Unlucky Dice Last Chanceは5Pのトーナメントだった。25人参加で、運よくbyeを引いて2回戦スタートだったが、対戦相手はSteve Saxだった。ジャイアンツにランクインしているプレイヤーである。ただこの試合は出目よく勝ち上がり、その後も2連勝し、遂に決勝へ。このトーナメントは、優勝がP-40ボード、準優勝は$250と雲泥の差である。決勝の相手はFrank Talbot、この人もまた強豪として知られている。この試合もなんとか勝って優勝することができた。とても嬉しかった。大会でボードをもらったのは中級戦で優勝してからは初だ。

その後$100ジャックポットに参加するも、1回戦で負け。

 

最終日:

 この日は、After Tournament Tournamentに参加した。名前の通り、メインの試合などがすべて終わってから始まるトーナメントだ。僕はちょうど16人目にエントリーし、決勝までいくも時間の都合でスプリット。トロフィーをかけた1Pはあっさりまけてしまい、幾ばくかの賞金を獲得しただけに終わる。まあ、相手のおばちゃんも喜んでたし、またギャモン界に貢献できたと思えばよし。

夜はCarterの紹介でブラジリアンステーキのお店へ。シュラスコをたくさん食べました。その後はバーに行ってごちそうになりました。Carterは声がでかいけどマジでいい人です。

 

 ボードを獲得できたのは嬉しかった。元々P-40のボードが欲しかったし、これを使って日本でもシカゴオープンを宣伝していきたい。参加者の皆さん、お疲れさまでした。

僕の次回の遠征は来週の青森オープンで、その後はまだ何も決めてません。11月のキプロスに行くかはまだ悩んでいます。

 

バックギャモン⑤

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0-2/9P

 

4の目は確定で、2のチョイス。僕は63 54 64のデメリットが大きいと思い、13/11とブロットを増やさず、24/22とした。

しかし正解は13/11。相手はブリッツ形なので前に出ることはマイナスではある。ヒットされなかった時のゲインと、9pをヒットされた時のリターンショットとかが影響しているのか?

 

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0-3/9P

 

これはいろいろと考えた末に納得した。まず、22に出て9/8とブロットを隠す手はほとんど最善。僕は実戦で、ヒットしない手は最善ではないだろうと感じた。そのうえで、ヒットするならどちからを考えた。

詳細に検討した結果、24pに出て3でヒットするほうが相手は悪い目がわずかに多い。ただ、24pではなく22pに出ることは、それ自体が脱出しやすくなっているため、正解は22に出て1でヒットだった。50点。

 

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4-8/9P

 

これはよくわからない。実戦では時間もほとんどなかったので、20/11と手なりにプレイしたのだが…。

正解は20/14 16/13。

自分なりに少し考えてみたら、相手にヒットされて後ろに戻りたいのかな?と思ったけど、よくわかりません。教えてください。

バックギャモン④

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1-0/9P

 

印象的なポジション。ベアオフも難しい。

 

XGでクロック使うとき、ディレイを何秒にするか迷う。ダイスロールがない分早くムーブできるはずなんだけど、相手の着手が早いうえに動かし直しに時間がかかる。とりあえず今はシカゴに向けて9Pをみっちり練習している。

コントラクトブリッジ⑤

ウィークリーのハンド。IMPスコアリング。

 

87654

T9x

Kx

Qxx

 

KJT9

Qx

AT8xx

AK

 

4S byS 

 

HAリード、♡が続いて右がKで勝ってCT。

どうプレイしますか?

 

実戦ではDKでダミーに入りSJでフィネスするとそれが勝ち。

DA,Dラフでダミーに入ろうとしたら右にSQでオーバーラフされて1ダウン。

左がAxでホールドしたおかげで、落とすことができた。

バックギャモン③

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4-11/15P,リーダーからのキューブアクション

 

日本選手権2回戦、対Larry戦でのポジション。彼はVoice of Bakgammonのコメンテーターで、不思議な強さがあるプレイヤーだった。

 

Larryはここでダブル。

このポジション、マネーではビッグパスだと予想(実際190点のパス)。基本的に4awayからのキューブはマネーと同じくらい強いので、僕はここでもパスと考えた。

 

しかし、これは大きな勘違い。正しくは、「勝率が高いことによる」キューブは強い。なぜなら、こういったスコアではリダブルされてしまうとリーダーのギャモン勝ちの価値がなくなってしまうからだ。今回は、どうみても勝率はそこまで高くなくてギャモン率が高そうなポジションなので、テイクすべきだった。

というよりも、ノーダブルだったのは驚き。

 

スコアによるキューブアクションを勉強するのは大事なんだけど、正しく理解しないといけないですね。